今さら後悔したところで何ができる?

「無明」というブログの人

マキャベリの警告の一つに、

次のような言葉がある。

「相手が小さいうちに徹底的に破壊する必要がある。

それができないのなら、

下手に刺激してはいけない」

李明博は、

今になって

「親盧武鉉に対抗する方法がある」

と言っているようだ。

今さら言って、どうなるというのだろうか。

李明博の国内政治における最大のミスは、

盧武鉉が死のうがどうしようが親盧武勢力を叩き潰しておくべきだったのに、

盧武鉉が自殺したからとそのまま放置してしまった点にある。

まさにそういった安易さのせいで、

李明博は今のこの事態を迎えたというのが現実である。

張角がいなくなれば張梁が、

張良がいなくなれば張宝がというように、

少しでも力が残っていたら這い出して

飛び出してくるのが盗賊連中というものである。

政治は個人対個人の戦いではなくて、

勢力と勢力の戦いである。

親盧武鉉というモンスターの触手が一つなくなったからといって、

親盧武鉉は崩れたりしない。

頭が一つがなくなれば、

新しく作ればいいだけだ。

李明博は狂牛病事態に適切に対処できなかった。

それと同じように、

盧武鉉自殺についても適切な対処ができなかった。

チャンスがあったにも関わらず放置した。

李明博が関心を持っていたのは私益だけなので、

自業自得である。

当時の李明博政府は、

支持率を気にしてそういう対応をしていたのだろうと思われるが、

変化を続けるのが支持率というものである。

短期的な悪評を恐れる者が、

どうして成功できる?

大衆というものは、

そもそも受動的な存在で、

簡単に忘れて、簡単に冷める。

従って、大衆の反応に基準を置いてはならないのだ。

むしろ大衆を操縦しようとしている扇動者たちを1次的に粉砕しなければならないものだ。

それができてこそ、

安心できるというものだ。

左翼と戦わない者は、

戦わずして滅びる。

「無明」というブログの人

以上が引用でした。

この話、半分は正しいような気がするけど、

本質的には間違っているような気がする。

そもそも韓国で保守が滅びつつある理由は、

そこにはないと思うので。

今の時代、とくに保守の側が、

「権力を握った!

よし、敵勢力をいっきに潰してやる!」

ってやるのはものすごく危険。

よほど上手にやらないと、

逆手にとられてしっぺ返しをくらうことになる。

「寛容さを見せつつじわじわと相手を追い詰める」

みたくやっていかないと、

絶対に自分のほうがつぶれる。

最近はそうでもないけど、

世界的にサヨクはかつてはこれがすごく上手だった。

もちろん日本のサヨクも。

日本では、

サヨクの矛盾が暴かれ、

不寛容な本質がバレて、

賢者がサヨクに背を向け、

どんどんアホの集団へと変わってるけどさ。

もちろん油断はできないけど。

韓国の場合、

保守の凋落は反日と関係してると断言していいと思う。

日本軍(正確には満州軍)将校だった朴正煕を保守の顔として崇めている以上、

なにをどうやっても「国是たる反日」との折り合いがつかなくなるわけだから。

韓国の保守論客は朴正煕をかばうための理論武装に頑張ってた。

理論武装には、

基本的に二つの方法しかない。

①朴正煕は日帝時代はずっと日本への反抗心を隠し、

いつか祖国を発展させるという野望を隠したまま親日していた。

(反日の国是を温存する理論)

②そもそも当時は親日こそが愛国だった。

(反日の国是を捨てる理論)

韓国の主要な保守論客は

①(反日の国是を温存する理論)を選び、

それに添って理論武装し、

その論理で国民を説得しようとしてきた。

しかし思惑は成功しなかった。

①の理論を主張すればするほどむしろ反日の国是は育っていき、

自分たちが提唱した論理が結果的に自分自身を食い潰すという

皮肉な流れを生んだんだよ。

育てた子供たちが敵と合流して親を食いつぶしたんだよ。

ただし、朴正煕自身も

①の「反日の温存」を選択しながら政治をしていたので、

彼ら韓国の保守論客は正しく朴正煕チルドレンをしてきたとはいえる。

(そういう朴正煕および韓国保守を、

韓国を親日に導く存在だと勘違いしていた戦後日本の保守論客の多くは反省すべきだと思います。)

さらにいえば、親日と反日、

どっちが売国だとかどっちが愛国だとか、

白黒論理で語れるものじゃないんだよね。

白黒論理でしかモノゴトを理解できない韓国の思想的な深みのなさが生んだ滑稽な悲劇ともいえる。

無明さんの主張は、

左派陣営に政治報復して壊滅させておくべきだったということみたいだけど、

いくらそんなことやっても同じだよ。

最大の問題は敵陣営にあるわけじゃなく、

味方陣営にあるわけだから。

こう書いていくと、

私が韓国の保守を応援してるように思われるかもしれないけど、

それはまったく違うということは書いておきたい。

私は朴正煕ふくむ韓国の保守のことは、

韓国の左派以上に嫌悪してるので。

朴正煕や李明博や朴槿恵などの保守陣営よりも、

金大中や盧武鉉やムンジェインの左派陣営のほうがマシ。

あくまでも比較の問題だけど、

ずっとマシ。

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