角界を揺るがした横綱日馬富士の暴行問題は電撃引退という形で「第一部」が終幕した。

そしてここから始まる「第二部」は

相撲協会VS貴乃花親方の仁義なき戦いだ。

角界担当記者の話。

「捜査当局が日馬富士を書類送検した時点から、

再び角界は大混乱に陥ります。

協会側は書類送検後に被害者の貴ノ岩を聴取。

その後に貴乃花親方の処分を決めることになります」

貴乃花親方は巡業部長の立場にありながら、

弟子が暴行されたことを協会には報告せず、

先に鳥取県警に被害届を提出した。

これを反撃材料とし、

協会側が「巡業部長としての責務を怠った」と追及することは確実。

最悪のケースでは貴乃花親方の理事職解任もありえるが…。

「傷害事件なのですから、

警察の被害届を出すのは当たり前。

貴乃花親方は

『巡業部長として適切に処理した』

と言い張るつもりのようです。

それでも協会側は親方の処分に動くでしょうね。

再びマスコミを巻き込んでの議論になりそうです」(同)

仮に貴乃花親方が今回の件で事実上の“協会追放処分”となれば、

さらなる爆弾が投下される恐れがある。

スポーツ紙記者の話。

「貴乃花親方に付いているのは、

一連の暴行問題をスクープしたスポーツニッポンと、

大相撲八百長問題で協会と衝突した週刊文春。

この2つの媒体を使い、

貴乃花親方が角界の最大タブーを洗いざらい暴露する可能性があります」

これは親方の実母・藤田紀子氏も先月29日放送の「ワイド!スクランブル」
(テレビ朝日系)のなかで

「(今回の問題は)暴力のことだけでよろしいんですかね?

その元があってこの暴力行為があるんですよ。

それをわたしは、この事件を知ってから最初から分かっております」

「貴乃花親方が口に出してはっきりする時期が来たら、

わたしも31年間見てきたこと、聞いたこと、実際にあったこと、

すべてお話いたします」

と意味深に述べている。

週刊誌デスクの補足。

「ここまでくれば皆さんピンと来るでしょう。

最大タブーとは、

長年言われ続けている八百長問題ですよ。

貴乃花親方はその最新形、

つまりモンゴル人力士を中心とした疑惑を全て表に出すつもりでいます。

それをやったあとに

『これでは相撲は終わってしまう』

と世間に訴えかけるわけです。

貴乃花親方の“熱”に世の中がなびけば、

形勢逆転も考えられます」

ワイドショーでは「相撲記者クラブ会友」に属する

“おじいちゃん記者”が連日出演し、

貴乃花親方へのネガティブキャンペーンを繰り返しているが、

これは避けては通れないXデーに備えてのものだ。

日馬富士の引退はこれから始まる騒乱の序章にすぎないのだ――。

そもそも白鵬が酒席で説教を始めたことがすべての発端であり、

日馬富士は白鵬の気持ちを忖度し、

白鵬に成り代わって手を上げたつもりだったのだろう。

白鵬が説教を始めなければ、

日馬富士の暴行も引退もなかった。

暴行問題において、

白鵬の立場は単なる同席者ではなく当事者に近い。

だとすれば、

鳥取県警の白鵬に対する事情聴取(11月28日)が7時間半という異例の長時間に及んだことにも合点がいくというものだ。

定例理事会では、

これまで一貫して危機管理委員会による貴ノ岩に対する聴取を拒否し続けてきた貴乃花親方が、

「警察の捜査が終わった時点で協力する」と明言。

今月初旬にも日馬富士が書類送検されることから、

早ければ来週にも貴ノ岩への聴取が実現する見通しとなった。

そこで、暴行の詳細が被害者の貴ノ岩の口から明かされれば、

白鵬の事件への関与がより明確になる可能性もある。

モンゴル人力士の総大将である白鵬が、

黒幕のように大きな存在感を放っていることがよくわかる。

前人未到の40度目の優勝を飾った白鵬だが、

その尊大な立ち居振る舞いはたびたび批判されることがあり、

この日の定例理事会にも呼び出され、

相撲協会からお灸を据えられた。

九州場所11日目に嘉風に敗れた際、

自ら物言いをつけて土俵下に居座ったこと、

千秋楽の優勝インタビューで

「日馬富士関と貴ノ岩関の2人を再び土俵に上げてあげたい」

と軽率に発言したこと、

観客に万歳三唱を促したことの3点について

「横綱の品格に関わる」

として厳重注意を受けた。

この白鵬を頂点にしたモンゴル人力士たちに対して、

「なれ合っている」と苦言を呈してきたのが貴乃花親方だが、

白鵬は明確な対決姿勢を表明している。

八角理事長が28日に十両以上の全力士を対象に行った講話の席で、

白鵬は自ら発言を求め

「貴乃花巡業部長を代えてほしい。

代えてくれなければ巡業に出たくない」

と発言していたことも判明した。

協会執行部は定例理事会で、

巡業部長である貴乃花親方に対し冬巡業(今月3日~17日=九州、沖縄)を

“休場”するよう言い渡した。

尾車事業部長(元大関琴風)は

「(貴乃花親方が参加すれば)騒動の中、多くの人が押しかけ、

けいこの土俵がそっちのけになる」と説明。

春日野広報部長(元関脇栃乃和歌)が代行する。

貴乃花親方も巡業から外されることを承諾したというが、

内心は穏やかではないだろう。

協会に対する不満があり、

さらに自身も人気横綱として活躍したプライドを、

目の敵にしてきたモンゴル人力士の親玉に正面を切ってケンカを売られてズタズタにされたかたち。

遺恨を残すのは間違いない。

巡業終了後には、

今月20日に臨時の横綱審議委員会(横審)と理事会が控えている。

横審では暴行騒動への関与が明らかになった白鵬へ厳重注意以上の処分が科せられる可能性があり、

一方、理事会では、

協会執行部とも対決姿勢を鮮明にしている貴乃花親方の処分も議論されることもありうる。

八角理事長ら執行部もこれまでの責任を問われる場合もあり、

無傷で済むかどうかわからない状況。

白鵬の身代わりになって日馬富士が現役を引退したとしても、

大相撲界の混乱は収束の気配をみせていない。

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